聴覚

私はあまり本を読まない。


正確に言うと、ノンフィクション(いわゆる実用書、新書の類)は結構読むのだが、
フィクションはほとんど読まない。


昔からなぜだろうと思う。


自分の中の一定の結論として、
「聴覚に訴えないエンターテインメントは好きではない」
ということにしている。



音楽、映画、ゲーム、舞台 等々、


聴覚を伴うものは入り込んで行けるが、
視覚だけで物語を想像することが苦手のようだ。


そういう意味からすると、漫画も同じかもしれない。


昔、「金田一少年の事件簿」を数巻一気に読んでいた時期があった。


金田一少年ってどんな話だっけ?と思い出そうとしても、
ほとんど内容は思い出せない。


必ず決まって、”小沢健二”のことを思い出す。


実は、漫画を読みながら、
バックで、小沢健二のアルバムをずーっと流していたらしく、


今でも、金田一少年のことを頭の中で思い浮かべると、
真っ先に思い浮かぶのは小沢健二のことなのだ。


夢中で数巻一気に読んでいたにもかかわらず、
耳はしっかり記憶しているらしい。それも強く。


自分には集中力があるのかないのか、正直分からなくなる。


あと、
ラジオがすごく好き。


相当、耳からの刺激が好きなようだ。


最近、新しい自転車を買ったので、
できれば、音楽を聴きながら自転車に乗りたいのだが、
たぶん、事故るので、止めている。